(仮訳)ヒマラヤ東部の木材腐朽菌 (3):雲南省老君山地区産の多孔菌類
Cui, B-K. & Dai, Y-C. 2012. Wood-decaying fungi in eastern Himalayas 3. Polypores from Laojunshan Mountains, Yunnan Province. Mycosystema. Available at: http://journals.im.ac.cn/jwxten/ch/reader/view_abstract.aspx?file_no=12040486&flag=1 [Accessed February 20, 2017].
【R3-03770】2017/02/20投稿

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3行まとめ

中国雲南省の老君山において約300標本の木材腐朽菌を採集し、96分類群を同定した。
そのうちトウヒ属植物に生じたPhellinus piceicolaを新種記載した。
本種は半背着生~傘状で黒色の殻皮を有し、孔口および担子胞子が小型であることなどで特徴づけられた。
中国雲南省デチェン・チベット族自治州維西リス族自治県老君山自然保護区

(新種)

Phellinus piceicola B.K. Cui & Y.C. Dai
語源…トウヒ属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phellinus laevigatus(カバノニセホクチタケ)
孔口が小型
担子胞子が小型
本種と異なりトウヒ属ではなくカバノキ属植物などを宿主とする
本種と異なり子実体が半背着生~傘状ではなく背着生
Phellinus igniarius(キコブタケ)
同じPhellinus igniarius種複合体に含まれる
本種より担子胞子のサイズが大きい
Phellinus lundellii
本種より担子胞子のサイズが大きい
Phellinus tremulae
本種より担子胞子のサイズが大きい